東京都西多摩郡檜原村は、その面積の約93%が森林という東京とは思えないほど自然豊かな場所です。

檜原村の森の約60%を戦後の復興需要の際に植林されたスギやヒノキが占めます。


急峻な山の奥の奥まで、先人たちが苦労して植えてくれた大切な資源ですが、残念ながら全てに手入れが行き届いているわけではありません。

また、村内の木材産業は各事業者がそれぞれ担って入るものの、これまでは協業が少なく豊富な資源を活かしきれている状況ではありませんでした。


そんな中、村内の事業者が連携して『檜原村の人と森林資源を活かし、村に希望と活力を育み、東京の街を木のぬくもりで包み込む』ことを目指して檜原村木材産業協同組合を設立しました。

設立当初は林業事業者と製材所たった4社で始めた当組合ですが、現在は『檜原村の森』に関わる木材生産業者・製材業者・木材加工業者・木製品販売業者・森林体験サービス業者など30社以上の企業が連携して活動しています。

これだけ多様な業種が集まった組合は、全国的にも珍しいのではないでしょうか。


東京都心から近い立地と多種多様なメンバーが連携しているという強みを活かし、森の恵みを街と共有し、森と街の新しい関係性づくりに励んでいます。


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